- 鍼治療に使う「鍼(はり)」は痛くないですか?
- 治療に使う鍼(はり)は髪の毛よりも細いものを使うため、治療の際に痛みを感じる事はほとんどありません。
ちなみに、鍼の太さは直径 0.14 〜 0.16 mmほどと非常に細いものです。
鍼先に関しても注射針よりも細く、表面も滑らかで丸みを帯びた形状となっていますので、注射をする時のような「チクッ」とした痛みもありません。
鍼灸治療では薬は一切使用しておりません。
- 鍼はどのくらい深く刺しているのですか?
- 治療する部位や症状によって「はり」をする深さは違いますが、だいたい皮膚より少し中にあるくらいだとお考えください。
- 鍼灸治療に副作用はありますか?
- 鍼灸治療では、病院で処方される薬のような副作用はありません。
治療後、からだ全体にだるさが出たり治療した部位がだるくなる場合もありますが、これは血液循環が改善したために起こる「お風呂でのぼせたような状態」です。
この状態は一時的なもので一休みしていただければ落ち着きますので、心配なさらないでください。
- 鍼治療は癖になると聞いたことがあるのですが、本当ですか?
- 鍼灸治療をすると、治療直後から全身の血液循環が改善します。
その影響もあり、鍼灸治療をして楽になった時と鍼灸治療をしなくて調子が悪い時との落差が大きくなったことを「癖になる」と表現する方もいらっしゃいます。
薬の副作用や一種の「依存」とは違いますのでご安心下さい。
- 友人に鍼をしたらその日はだるくなったと聞いたのですが、どうしてですか?
- 鍼をすると血流が良くなるため、患者さんによっては「のぼせた」ような状態になります。 その場合、一時的な体のだるさが出ますが、安静にしていただければすぐに落ち着きますのでご安心ください。
- 鍼で痛いところと痛くないところがあるのですが、痛いところは悪いところですか?
- 疲労や病気のため、皮膚や筋肉の緊張の強くなっている部分は痛みが出る場合もあります。
また、狙ってできることではないのですが、血管や神経が集まっている「毛穴」に鍼(はり)が入ってしまった場合、少し痛みを感じる場合があります。
もうひとつ、施術者が鍼の操作で患者さんの体に刺激を送るため「ズーン」という重いような感じがする時もあります。
これは東洋医学の鍼灸治療でいう「得気(とっき)」と呼ばれるもので、体の弱った部分、痛んだ部分に足りない「気」を補うために必要な治療です。
患者さんによっては、この感じを嫌がるかたもいらっしゃいます。
鍼灸師は患者さんの状態、体質を考えた上でこの「得気」の強さを調節しますが、あまり嫌なようでしたらおっしゃっていただければ調節いたします。
- 子供の鍼も大人と同じものですか?
- 子供用の鍼は大人のものとは違い、肌に直接刺さず、皮膚をこすったりつついたりするだけの「小児鍼(しょうにしん)」というものを使います。
また、お子様が不安にならないよう、親御さんと一緒にいられる待合室で治療を行う場合が多いです。
- お灸は熱いですか?やけどはしないですか?
- マチコ鍼灸院では、熱い部分が直接肌に触れない間接灸を使用しておりますのでやけどの心配はありません。
それでも熱い場合は途中でもお灸をお取りしますので、いつでもお気軽にお申し付けください。